1月15日午後6時15分頃、大型家具店「IKEA 鶴浜」に爆破予告があり、客や従業員が一時避難する事態が起こりました。
▲避難時のようす(以下、読者提供)
@k8_otlove / Via Twitter: @k8_otlove
朝日新聞によると、同店に男の声で「店を爆破してやる」と電話があった。
通報をうけた大阪府警大正署が店に駆けつけると、すでに客らは屋外に避難。
その後、店内を捜索しましたが、不審物は見つからなかった。同署は今後、威力業務妨害の疑いで捜査する方針です。
買い物袋で防寒。IKEAの神対応
▲避難時のようす
@na_gaohiro / Via Twitter: @na_gaohiro
BuzzFeed Newsは、店に居合わせた客にその場の状況を聞きました。
「店にいたら急にサイレンがなって、避難するように言われました。従業員の人たちも一緒に逃げて、外で待機していました」
そのときの大阪市の気温は3.2度。客も「すごく寒かった」と話します。
すると従業員が、客に防寒用にとショッピングバッグ(買い物袋)を配り始めました。
「お店の人はほとんどが半袖や、長袖のポロシャツ1枚でした。上着を着ていても、それをお子さんに貸していました」
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▲買い物袋で暖をとる客
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また別の客は話します。
「お子さんから優先的に毛布やバスローブが配られました。その後、毛布がない人に買い物袋を渡していました」
「袋で風を防げたのでかなり助かりました。店員さんはとても親切で『なにかしらできることを』と誠意を感じましたね。半袖のままの店員さんも多くいました」
避難中、文句を言う客はほとんどいなかったとのこと。
外に避難していたのは約1時間。店員の機転を利かせた行動が光りました。
「寒い中で、神対応だなと思いました。あとから従業員さんに聞いたら、緊急時は商品でも関係なくお客さんに配る決まりだそうです」と先の客は話します。
BuzzFeed Newsは、イケア・ジャパンに緊急時の対応などを取材中。回答が得られ次第、追記します。