韓国人俳優のユ・ミンソンさんが京都市内のラーメン店を訪れた際、「ファッキン・コリア」と店内にいた客からヘイト発言をうけた問題。
※編集部でモザイク加工済み
afreeca TV
同店のオーナーはBuzzFeed Newsの取材に対し、「当店は差別を認めない」とし、また「直接会って謝罪したい」とも述べた。
BuzzFeed Newsは、すでに韓国に戻っているユ・ミンソンさんに連絡をとった。ユさんは、今回の騒動について以下のように話した。
「私は日本文化と日本人が好き」
▲ユ・ミンソンさん
「私は韓国人です。なので最初は、初めて言われた『ファッキン・コリア』という言葉がとても衝撃的でした」
「しかしその人と喧嘩して、自分も同じような人になりたくはありません。私の対応一つに韓国のイメージがかかっているので、堪えました」
「私は日本文化と日本人が好きです。私が行なっているネットの生放送では、日本の観光地やおいしいものを紹介したり、韓国に来た日本人観光客に良い思い出をプレゼントできるよう努めています。その仕事をしながら、多くの親切な日本人と出会いました」
「個人の言動が自国のイメージを変えることを知ってほしい」
「なので、今回の京都の件は、偶然起きてしまった悪い出来事の一つでしかないと考えております。 日本に対する良いイメージが変わることはありません」
「もちろん差別は存在してはいけません。たとえこの件で多くの韓国人が衝撃を受けたとしても、この件を機に日本での差別に対する警戒心を呼び覚ます契機になるように願っています。 私は今後も、韓国と日本がさらに友好関係を築けるように民間交流に努めていきます。 『一個人の言動が自国のイメージを変えてしまう』ということをみなさんに知ってほしいです」
「ラーメン店のオーナーさんと友人になれたら最高」
「ですが、日本の方々には、私に悪口を言った人物を許していただきたいと思っております。また、ラーメン店のオーナーさんの謝罪のお言葉はBuzzFeed Newsの記事によってしっかり受け取りました」
「もしも店主さんが再会を希望されるならば、京都を再び訪問した時に必ず寄ってお話したいです。今回の件を紐解いて、友人になることができたらそれ以上良いことはないです。日韓関係のお手本になれるのではないかと考えております」