SNS上には激しい火災を物語る写真や動画が次々とアップされている。
東京都江東区新砂の建物解体現場で6月20日午後4時8分ごろ、大規模な火災が発生した。
東京消防庁によると、現場は江東区新砂にある、江東運転免許試験場の近くの解体中の建物。
午後4時8分ごろ、複数の通報があったという。消防車や救急車計50台が現場にかけつけ、午後5時すぎ現在も消火作業にあたっている。
現場にいた作業員23人のうち22人が自力で避難したが、22歳の男性作業員1人は火傷で重傷。搬送時は意識があったという。
消防によると爆発音が聞こえたというが、原因はわかっていない。また、周囲への延焼などの恐れはないという。
建物はもともと、株式会社明治の「東陽町物流センター」だった。明治広報によると、センターには冷蔵商品を保管していたといい、2017年2月に閉鎖。3月に解体作業を始めた。
物流センターは鉄骨4階建、延べ床面積9900平方メートル。出火時も解体作業中だったという。
提供写真 / Via Twitter: @saayaa0803
現場にいるBuzzFeed Newsの記者によると、午後5時半現在、火災は収まりつつあるという。
上空にはメディアのヘリコプターが飛び、通行人ら数十人が心配そうに様子を眺めていた。
周りには煙の焦げ臭い匂いが立ち込めており、はしご車を使った消火活動が進んでいる。
また、付近にいた目撃者の女性はBuzzFeed Newsの取材に、「最初は黒い煙がでて、その後一気に火が隣のビルまであがってきた」と話した。
Kensuke Seya / BuzzFeed