ヤマハ発動機は9月1日、「SR400」や「ドラッグスター」、「セロー250」など9車種の生産終了を相次いで発表した。
ヤマハの発売35周年記念の限定バイク「SR400」
ヤマハ発動機
生産終了が発表されたのは以下の9車種。
- SR400
- セロー250
- ドラッグスター400
- ドラッグスタークラシック400
- トリッカー
- マグザム
- VOX デラックス
- アクシス トリート
- BW'S
同日、公式Twitterとホームページにて発表された。ファンからは「古き良き思い出が消えていく」など悲しむ声や、「ヤマハどうした」と驚きの声も上がっている。
今回、生産終了が発表された機種の中でもっとも歴史が長いのは「SR400」。
同機種は、1978年に“ビンテージ・アクティブ・カジュアル”をコンセプトに発売開始。2008年に販売30周年を迎えたが、自動車排出ガス規制強化に対応できず、同年9月に一時生産を終了。翌2009年に排ガス規制に対応した設計を加え、販売再開した。
販売当初から大きなデザインの変更がない、ヤマハのロングセラー車種のひとつである。規制に対応した新型車両が発売されなければ、約40年の歴史に幕を閉じることになる。
2015年7月に公布・施行された「バイクの排出ガス規制」強化により、国内メーカーの車、バイクのラインアップが大きく変化していた。
9月1日からは「平成28年排出ガス規制」対応適応となり、同日までに適応できない現行バイクは販売できなくなり、各社のモデルは岐路に立たされていた。