ラッパーのUZIこと許斐氏大(このみ・うじひろ)容疑者が1月15日、大麻所持の疑いで関東信越厚生局麻薬取締部に逮捕された。
UZIのインスタグラムから
UZIは東京都出身のラッパー。Zeebraを擁するヒップホップクルー「URBARIAN GYM」の一員として活動し、3MCユニット「T.O.P. RANKAZ」にも参加。
また、MCバトルブームの火付け役になった「フリースタイルダンジョン」(テレビ朝日)では、オーガナイザーのZeebraの横で司会進行を務めていた。
日本のヒップホップシーンを牽引してきた人物のひとり。そして、ヒップホップブームの兆しが見え始めていただけに、UZIの逮捕は業界に衝撃を与えた。
般若がUZI逮捕を「証言」
そんな中、同じくラッパーの般若が21日、ブログを更新。般若はUZIとフリースタイルダンジョンで共演している。
般若のブログはラップをし、それを音声で公開することで知られている。
21日更新分では、UZIと周囲のラッパーについて言及した。
般若
昭和レコード / Via amzn.asia
約2分10秒の中で般若はこうラップした。トラックはLAMP EYE「証言」。
オメェらが持てはやされたあの時代 挫折と失意のどん底だった
教えやるよなんでこうなった 「証言」してやるよ俺はラッパー
俺、ここに来るまで全部捨ててる 歩みも話もだから捨ててる
一言で言えねぇ だから震える
おいUZIまじでダセェな 年上だけどお前しゃべえな
なんで昔からダラシがねぇんだ なんでいま言わなきゃいけねぇんだ
薬物勝手にやれよ やんならはなから番組辞めろ
気まずい奴はテレビに出んな 周りの人に迷惑かけんな
あんたが昔この業界でいっときあんま出なくなったとき、這い上がってくる姿俺はみてぶっちゃけ胸がマジで熱くなった
そりゃ俺だって下手も打った 血も汗も涙も泥もすすった
狂ったように曲を作った この音楽が俺を救った
許せねぇんだよ、オメェもZeebraも格好ばっかで中身がねぇんだ
誰かが逮捕 誰かが逮捕 またいちからやり直すのかジェンガ
別にディスりたくねぇけどZeebra この間話したな俺と電話
あんたが俺を選んだ だからあんたについていくけどやっぱ変だ
あんたら世代の意識のなさ 結果ここまで来たってのにさ
おいマーヤン、アゲハに来んな 理由?邪魔だ十分だ
ダース、上野、死ぬまで群れろ だったらUZI君のケツ持てよ
持てねぇんだったら擁護すんな 半端な気持ちを譲渡すんな
好きか嫌いかで俺はやってねぇ 人柄なんてクソっくれ
20年もやってきてオメェら一体なにやってんだよ、おい 文句あんだったらこっち来いこの野郎 バチバチやってやっからよ
UZIをはじめ、Zeebra、G.K.MARYAN(マーヤン)、ダースレイダー、サイプレス上野を名指しで非難。
「20年もやってきてオメェら一体なにやってんだよ」
一部、UZIを擁護するラッパーもいる中、“孤高のラッパー”般若はそれらもろとも切り捨てた。