2月9日に開幕した平昌オリンピックで、金メダルが有力視されているひとりが女子スピードスケートの小平奈緒選手だ。
今大会では選手団主将も務める
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小平選手が「絶対的エース」といわれる所以を、4つの記録で振り返ってみる。
全日本ジュニアで、史上初の中学生王者に輝く
※写真は2005年のとき
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小平は中学2年生(2001年)のとき、全日本ジュニア(スプリント部門)で当時、高校生だった吉井小百合選手を破り優勝。史上初の中学生王者に輝いた。
500メートル、1000メートル、1500メートルで3冠王者に
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2009年の第16回全日本スピードスケート距離別選手権大会。小平は500メートル、1000メートル、1500メートルの3種目で優勝した。スピード、スタミナを持ち合わせた日本人エースと評されるようになった。中長距離の3冠は田畑真紀が達成していたが、短中距離の3冠は小平が初だった。
女子1000メートル世界記録保持者
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小平は、2017年12月のワールドカップ第4戦女子1000メートルで1分12秒秒09の世界新記録で優勝した。日本女子選手が個人のオリンピック種目で世界記録を出すのは小平が初めてである。また、500メートルでも小平が日本記録保持者である。
「無敗の女王」ワールドカップ15連勝、国内外24連勝
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2017年12月にソルトレークシティーであった平昌オリンピック前のワールドカップ最終戦。小平は李相花(韓国)が持つ500メートル世界記録の36秒36に届かなかったが、同種目でワールドカップ15連勝を飾った。また、国内外の連勝は24に伸ばしている「無敗の女王」だ。
メダルが有力視されている小平選手は、大会4日目の2月12日に今大会初のレースに臨む。
前回のソチオリンピックでは、メダルゼロに終わった日本勢。1500メートルでワールドカップ4連勝中の高木美帆や、4大会連続出場の加藤条治など“史上最強”と呼ばれるメンバーでバンクーバー大会以来のメダルに挑む。
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