山倉和博、村田真一、阿部慎之助…
読売ジャイアンツの開幕マスク争いが白熱しています。
大城卓三選手
時事通信
NTT西日本からドラフト3位で入団した大城卓三選手がオープン戦で好調。開幕一軍に向けて大きく前進しており、15年から開幕捕手を務める小林誠司選手とのレギュラー争いが注目されています。
3月30日からの開幕三連戦(対阪神)に先発マスクを被ることができれば、巨人の新人では01年の阿部慎之助選手以来の新人開幕カード先発になります。
そこで今回は、巨人の30年前からの歴代開幕マスクを振り返ってみます。
山倉和博(88年)
88年の開幕マスクは、「意外性の男」こと山倉選手。前年には打率.273、22本塁打、守備でも高い評価を受け、巨人の捕手としては史上初のシーズンMVPを獲得しました。88年にケガをし、他選手の台頭もあって90年に引退となりました。
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中尾孝義(89〜91年)
88年に中日ドラゴンズから移籍してきた中尾が、山倉和博から正捕手の座を奪い、89年から三年連続で開幕マスクを被りました。92年に大久保博元とトレードで西武に移籍することに。
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吉原孝介(92年)
村田真一の故障があり、92年の開幕は吉原が務めることに。しかし、大久保の加入後は出場機会が減っていった。今年からは、巨人の三軍バッテリーコーチとして3年ぶりに現場復帰する。
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大久保博元(93、95年)
西武から移籍して一年後の93年に開幕捕手を務めた。94年には村田真一が再び正捕手になったが、95年には二年ぶりに開幕戦捕手として出場。斎藤雅樹の二年連続開幕戦完封勝利に貢献した。その年、足首を骨折し、現役引退となった。
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村田真一(94年、96〜97年、99〜00年)
村田真一は90年には正捕手の座を掴んでチームの連覇に貢献。ベストナインを獲得した。現在は、読売ジャイアンツ一軍ヘッド兼バッテリーコーチ。
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杉山直樹(98年)
杉山は長らく二軍生活が続いたが、95年に一軍に定着。ガルベスの専属捕手としても活躍した。00年に強制わいせつ・強制わいせつ致傷の疑いで逮捕。本人から申し出もあって球団は解雇した。
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阿部慎之助(01〜10年、12〜14年)
村田と並んで開幕マスクの回数が多い阿部慎之助。原辰徳(当時ヘッドコーチ)の推薦で、対阪神との開幕戦に先発出場。球団では山倉和博以来23年ぶりとなる新人捕手開幕スタメンだった。
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鶴岡一成(11年)
11年に、プロ16年目にして初の開幕マスクを被った鶴岡。怪我で離脱していた阿部の復帰後は、二番手捕手として34試合に出場した。現在は千葉ロッテマリーンズの二軍バッテリーコーチを務めている。
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小林誠司(15〜17年)
阿部が一塁手として出場する機会が増えてから、正捕手になった小林誠司選手。15〜17年から二年連続で開幕捕手を務めている。大城とのレギュラー争いを制し、三年連続の開幕マスクなるか。
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