プロ野球が3月30日、ついに開幕⚾︎
時事通信
昨シーズン、11年ぶりのBクラスとなり、クライマックスシリーズ進出を球団史上初めて逃した読売ジャイアンツは、本拠地・東京ドームで阪神タイガースとの開幕戦。
開幕投手は2年ぶり4度目となるエースの菅野智之が大役を務めた。しかし、自己ワーストとなる12安打を浴び、7回5失点と炎上。チームも1対5で敗れた。
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143試合あるペナントレースの1試合ではあるが、開幕戦はファンの気合いの入り方も違う。黒星スタートとなり、ファンは気落ちしているかと思ったらそうでもなさそうだ。
Twitter上にはファンから、このような声があがっている。
「開幕戦が黒星スタートの年は優勝している」と一部ファンの間で話題になっているのだ。
はたしてこのジンクスは本当なのか? BuzzFeed Newsは、球団名が東京読売巨人軍(読売ジャイアンツ)に改称された1947年から検証した。
「黒星スタートは優勝」とは言えない?
1947年の球団名改称後、チームがリーグ優勝した回数は計37回(うち22回が日本一)。
その中で、白星スタートでリーグ優勝したのは17回。黒星スタートで優勝したのは16回。
むしろ白星スタートで優勝した方が回数としては多く、残念ながら「黒星スタートしたら優勝」とは言い切れない。
6年ぶりの黒星スタートだから?
2000年は黒星スタートで優勝した
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読売ジャイアンツが1947年以降、黒星スタートで優勝したのは1949年が初めて。この年は開幕戦こそ負けたものの、4月から一度も首位を明け渡すことなく、優勝した。
9年連続のリーグ優勝と日本一に輝いた「V9時代」は、9回の優勝のうち7回が黒星スタートだ。しかし、それ以降の優勝は8回連続で白星スタートになっている。
ふたたび黒星スタート優勝になるのは、2000年。広島から江藤智を獲得し、「ミレニアム打線」と呼ばれた年だ。
4月終了時点では3位だったが、6月に首位に立つ。そして9月24日の対中日ドラゴンズ戦。最終回に江藤が満塁ホームランを打ち同点に。続く二岡がサヨナラホームランを放ち、劇的な優勝を決めた。
近年の2002、08、09、12年が黒星スタートで優勝していること。また読売ジャイアンツの黒星スタートは6年ぶりとあって、12年のリーグ優勝・日本一と重ね合わせているファンが多いようだ。
開幕2戦目となる31日の先発は、巨人が田口麗斗。阪神は藤浪晋太郎となっている。午後2時よりプレイボール。