いま振り返ってみると…
野村克也
時事通信
「大谷の二刀流に関しては、正直、今でも気持ちは五分五分。半分は無理だろう、と」
「昨年はそれなりに結果(10勝、22本塁打)を出したけど、正直言うと、プロ野球をなめんなよ、という思いもある」
「日本ハム首脳陣も含めて、プロ野球を軽く見すぎている。常識的に考えたら、できないわね。これまでの長い歴史の中で、誰もいないわけだから」
(2017年10月4日掲載、週プレNEWSにて)
4月3日、「8番・DH」で本拠地デビューし、第1打席で1号3ランを放った。1日のアスレチックス戦では初登板初勝利を飾っており、3日間で投手として白星&野手先発で本塁打を記録したのは1921年のベーブ・ルース以来となる大記録
Sean M. Haffey / Getty Images
桑田真澄
時事通信
「二刀流にも二通りある。一つは今やっている二刀流。僕が提案するもう一つの二刀流は、10年間投手に専念して、その後10年間打者に専念するという二刀流」
「投手に専念する時は20勝やタイトルを目指すように自分を磨いていく。そして打者に専念する時は3割30本を目指す」
「同時にやっているので大谷君が持っているポテンシャルがまだ半分くらいしか出てない。僕の提案する二刀流をやれば、大谷君のポテンシャルは100%出る」
(2017年9月23日放送、TBS「S1」にて)
金村義明
「(大谷選手の二刀流について)厳しいと思いますよ。チャプマンのボールとか見たらエグいですよ。大谷どころの騒ぎやないですよ。あれぐらいのボールがバンバン行き交うところでやってたら、体が持ちませんよ」
「(投手か打者かどちらか)ひとつにしないと。ピッチャーでしょう。160キロ投げるんですから」
(2017年10月5日、TOKYO MX「バラいろダンディ」にて)
チャップマンではないが、4日のインディアンス戦で大谷がホームランを打った投手は、2014年と17年にサイ・ヤング賞に選ばれたクルーバーだ
Stephen Brashear / Getty Images
赤星憲広
時事通信
「活躍できると思う」
「(打者としての試合出場が少し難しいのではと予想し、)まずピッチャーで成績を残すことで、チームの信頼を得る」
「首脳陣だけではなく、ほかの選手たちにも認められないと、なかなか難しい」
(2017年11月11日、日テレ系「Going!Sports&News」にて)
古田敦也
時事通信
「自分で打って勝ちますから、DH制のないナショナル・リーグが欲しがる」と移籍先をドジャースと予想。
「(ドジャース日本人は)3人目となるが、ダルビッシュが先発して、その代打に大谷が出て、ブルペンで待機している前田が投げる。そんな日本人リレーがあるかもしれない。楽しみです」
(2017年10月8日、テレビ朝日系「サンデーLIVE!!」にて)
広岡達朗
時事通信
「(大谷攻略法について)内角球ですよ。緒方監督が『何かあれば俺が責任を持つから』と、バッテリーに言い含めて徹底して、大谷に恐怖心を抱かせるくらいに内角を攻めること」
(2016年10月22日掲載、THE PAGEにて)
原辰徳
時事通信
「二刀流をぜひ、貫いてほしい」
「自分が投げている試合でホームランを打って勝ちたいと言えるのは、彼の中でイメージできているということ。前人未到。評論なんてできないし、ただ、応援する」
(2017年12月10日、「バーニー・フュークス展」のオープニングレセプションにて)
落合博満
時事通信
「賛成です。大賛成です」
「腕の振りがすべていいっていうのと、体が大きいのはアメリカに行くには一番の武器」
「この年のドラフトはやっぱ大谷がナンバーワンなんですよ。ところが、アメリカ行くっていうことで全球団引いて、日本ハムがダメ元で行ったんでしょ。アメリカ行くっていう最初の思いを貫くっていうのは、私にしては大アッパレですよ」
(2017年9月17日放送、TBS系「サンデーモーニング」にて)
張本勲
時事通信
「(上記の落合氏の意見に対し)逆ですよ。ハムに喝だよ。なるべく引き留めようとしないと。球界の宝だからね。約束とかあると思いますけども、できれば引き留めて」
「逆にいま、(メジャーに大谷を)出すように(球団が)持ってってるじゃないの。とんでもないよ」
(2017年9月17日放送、TBS系「サンデーモーニング」にて)