Twitterのタイムラインに表示される「プロモーション」。本来であれば、サービスや企業などのPRが流れてくる。
▲「プロモーション」と書かれているのが、PRツイートだ
しかし、ここ最近、以下のようなプロモーションツイートが流れてくる。
▲画像を加工しています
▲画像を加工しています
▲画像を加工しています
局部があらわになっているものや、女性がスカートをたくし上げ、下着を見せているもの。裸の女性二人組が男性に、抱えられている画像など。
これは、いずれも公式のプロモーションだ。クリックすると、出会い系アプリなどに誘導される。
Twitter社には、広告ポリシーが存在し、その中には、成人向けまたは性的な製品およびサービスという欄がある。
同欄には、「Twitterでは、成人向けまたは性的な製品およびサービスのプロモーションを全世界で禁止しています」とあり、禁止対象を以下のようにしている。
インターネットポルノ、雑誌、書籍、および映画を含む、ポルノおよびわいせつ画像同伴やコールガールなど、売春および性的関係をもつ交際サービス
画像、動画、または文章の中における完全または部分的な裸体、およびアダルトコンテンツ
露骨に性的な話題、言葉、または画像が含まれている出会い系サイト
明らかに成人だけを対象にしていること
これをもとにすれば、先述のプロモーションはガイドラインに抵触すると思われる。
なぜ、不適切な広告が表示されるのか? BuzzFeed Newsは、Twitter社に聞いた。
広報担当者は、「まず、利用者の皆さまにご不便、ご不快な思い、ご心配をかけてしまい、誠に申し訳ございません」と述べる。
ーープロモーションツイートは、年齢や性別で表示するユーザーを選べるのか
はい。広告主の方々は年齢や性別、興味関心など、その広告を表示させたい方々を絞り込むことができます。一方で、残念ながら、未成年の方々が該当のような画像をご覧になる可能性もあります。
ーーチェック体制、出稿手順はどのようになっているのか
上記のポリシーに基づき、社内での審査は行われています。ただ、広告代理店を通さず、オンラインで直接、広告を出される場合、すべての入稿される広告を審査できない背景もあります。
この場合、広告が出されたあとに拝見して、変更をお願いしたり、利用者の方々からのご報告を調査して止めるということが行われます。
ご報告いただきやすいようにユーザーインターフェイスを変更したり、ご報告いただいた広告への調査をより迅速に行えたりするような社内のしくみの見直し、変更などを行っています。
ーー今後の具体的な対策は
利用者の皆さまにはご不便、ご不快な思い、ご心配をかけてしまい、誠に申し訳ございません。
Twitterの社員は、当然Twitterを利用していますので、私たちのアカウントにもさまざまな広告が表示されます。よって、社内でも一部の広告の品質に問題があると認識しており、審査方法やシステム、ご報告いただいた広告への調査をより迅速に行えるような社内のしくみの見直しなどを考えて参ります。
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また、「例として頂戴しているようなツイートは、既存の広告ポリシーに違反していると考えられますので、弊社の広告審査システムを見直す必要があると考えています」とも話した。
現在、該当のツイートやアカウントは削除されている。