6月12日夜頃から、Twitter上で高校のサッカー部と思われる選手が指導員から殴られているようすを撮影した動画が拡散されている。
拡散されている動画から
動画で撮影されているのは、埼玉県入間郡の武蔵越生高校のサッカー部。
動画は1分48秒で、その中では指導員らしき人物が選手に詰め寄り、顔面を右手で3発、左手で4発。腹部付近を右手で3発殴っているのが確認できる。
動画は約2万4千件以上、リツイートされている(13日12時時点)。
該当のコーチを解雇
同校の一川教頭はBuzzFeed Newsの取材に対し、「動画は本校のものです」と認めた。
動画が撮影されたのは6月9日。同校サッカー部には6人のコーチが在籍しており、うち3名は教員ではなく、外部のコーチ。その3名のうち2名は学校側が委託したコーチで、1名は部が独自で委託したコーチだ。
動画内で殴っていたのは、この部で独自に採用したコーチだった。
学校側は12日夜に動画の存在を確認し、13日朝に該当のコーチから事情聴取をした。
コーチは「意欲に物足りなさを感じて、行き過ぎた行動をしてしまった」と殴ったことを認めた。学校側は「許されない行為」とし、その場でコーチに解雇を告げた。
殴られた生徒に外傷はなく、通常どおりに登校しているとのこと。
サッカー部は、インターハイ出場、国民体育大会4回出場、埼玉県新人大会優勝の実績があり、現在は約120人の部員がいる。