10月22日にいよいよ投票日を迎える第48回衆議院選挙。しかし、超大型で強い台風21号が日本列島に接近しています。
気象庁 / Via jma.go.jp
台風21号は10月21日、暴風域を伴って日本の南を北上中。21日から22日に沖縄・大東島地方を直撃します。23日には本州南部に上陸する見込みです。
22日に予定されていた京都三大祭りの一つ「時代祭」が29年ぶりに中止になるなど、さっそく各地に影響を与えています。それは投票にも…。
気象庁が異例の呼びかけ
22日の投票日は荒天が予想されています。
これをうけ、同庁の松本積主任予報官は「事前に投票を済ませた方が安全。どうしても当日投票に行く場合は、その日、その時の状況で安全を確認してほしい」と異例の事前投票を呼びかけました。
すでに一部の地域は投票日を前倒しにしています。
総務省は宮城県石巻市や三重県鳥羽市、東京都新島村などの離島など全国で10都県14市町村が繰り上げ投票の実施を決めたと発表。これは投票箱を開票所へ運ぶ船が欠航になる可能性があるためです。いずれも20日か21日に投票日が繰り上げられました。
投票日を繰り上げる投票所は全国で109か所にのぼる見通しとのこと。
投票日の変更と天候にご注意を
お住いの地区に投票日の変更がないか各選挙区の管理委員会に確認をしましょう。
また、台風は21日午前6時時点で中心付近の最大風速50メートル、最大瞬間風速70メートルで、中心から半径280キロの範囲で暴風となっています。
22日午前6時までの24時間の予想雨量は奄美地方250ミリ、沖縄・九州南部200ミリ、東海180ミリ、四国、近畿150ミリ、伊豆諸島120ミリ、九州北部100ミリとなっています。
台風が接近する地域では、以下のことに気をつけましょう。
- なるべく外に出ない。
- 水辺に近づかない。
- がけ地や傾斜地、樹木の少ない山間地には近づかない。
- 冠水した道路は歩かない
- 地下には行かない
今後の台風情報に十分注意してください。
サムネイル写真,AFP=時事